About Pearls

真珠にはさまざまな種類があります。

 

現在、一般的に流通している真珠の多くは「養殖真珠」です。

もともとは、海に生息する貝を真珠の有無もわからないまま一つ一つ開き、偶然にできている真珠を探すという気の遠くなる作業を経て、真珠は採取されていました。そのため、限られた王侯貴族の手にしかわたることがありませんでした。

1893年に御木本幸吉氏が真珠の養殖に成功したことで、真珠のジュエリーが今こうして一般的に販売され、手にしやすくなったと言っても過言ではないでしょう。

現在は、真珠母貝の中に、人の手によって「核」と「細胞片」を挿入して、また海へ戻して貝を生育することで、真珠を養殖しています。

 

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日本で採取される真珠の代表選手は「あこや真珠」。

アコヤガイから採れる真珠です。

大変よく目にする真珠の一種と言えます。

 

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アコヤガイ

 

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そのアコヤガイから、ごくまれに、核を持たず、「ケシの実」のような形、極小サイズの真珠が採れることがあります。

これが、「ケシパール」「あこやケシパール」です。

作ろうとして作ることができず、非常に希少であることと
核がないために真珠層が厚く非常に強いテリを持って美しいことから
珍重されていますが、流通量はごくわずかです。

 

 

※CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)では「ケシは海水産真珠養殖の際、副産物として産出する無核真珠」と定義されています。(真珠スタンダード2014)
よって淡水真珠のケシというものはありません。淡水パールを「ケシ」や「淡水ケシ」と表記している場合がありますが、素材の表示としては誤りであり、海水産の無核真珠がケシパールと呼ばれます。

 

ほかには、もっと暖かい海域で採れる

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「黒蝶真珠」

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黒蝶真珠を育むクロチョウガイ

 

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「白蝶真珠」

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白蝶真珠を育むシロチョウガイ

などがあります。

 

また、海ではなく、河川や池といった淡水で採れる
「淡水真珠」(ヒレイケチョウガイなどから採れる真珠)があります。

 

それぞれの真珠にはそれぞれの美しさがあります。